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社労士試験合格体験記を掲載しました

2022年12月に作成した自分自身の合格体験記をご紹介いたします。
社労士の資格取得を目指している方の参考になれば幸いです。

①はじめに
10月5日、2022年の社労士試験の合格発表がありました。
受験者数は40,633人、合格者数は2,134人で、合格率は5.3%。
受験者数は前年より8.9%増加し、合格者数は減少。
見落としがちなのが受験申込者数52,251人という数字。
12,000人近くの方が何らかの理由で受験できなかったという事実。
合格率の低さと併せて険しき道となっています。
合格者の職業別の内訳で一番多いのは会社員で61.0%。
公務員、団体職員、自営業、役員を含めると8割を超えています。
多くの方が働きながら挑戦していることがわかります。
仕事をしている方の置かれている環境はそれぞれ異なります。
時間の作り方や勉強方法は自分に最適なやり方を見つけたい。
私が受験したのは2011年。
10年以上前のことですが、受験体験をお伝えしたいと思います。
行政書士や宅建など、他の試験も同じように取り組んできました。
受験体験をご紹介することで何か一つでも参考になれば幸いです。

②受験の目的
何のために受験するのでしょうか。
副業や将来の独立開業に備えて挑戦する方。
企業内でのキャリアアップを目指す方もいるでしょう。
リスキリング(学び直し)という言葉が、最近注目されています。
デジタル技術だけでなく、専門的な知識を習得したいという方も。
私の場合は定年退職後に開業したいと思ったからです。
受験したのは47歳のとき。
会社員として、少し先が見えてきた年齢でもありました。
会社で生き残るため、強みを持ちたいという思いもありました。
加えて、合格したときのイメージを持つことも大切だと思います。
真っ先に、誰に合格の報告をするのか。
そして、報告を受けた人の反応を想像してみてください。
途中で挫折しそうになったときは、こういう想像も力になります。
私も報告を聞いて喜んでくれる人の姿を想像して踏ん張りました。
専門学校が主催する合格祝賀会への参加もイメージしていました。

③家族や職場の理解
挑戦するうえで、これが一番大事なことかもしれません。
学習時間を確保するには家族や職場の理解が必要となってきます。
更に、協力までしていただける環境なら感謝しかありません。
私の場合は、毎週日曜日に専門学校に通いました。
一日がかりですから、その日は、家のことは何もできません。
家族で外食に出かけても、ツールを持ち出してその場で勉強。
いつもの団欒はありません。
直前期には、遊びで深夜帰りが続いた息子を注意して口論に。
それほど、睡眠や体調管理には、かなり神経質になっていました。
また、ご近所の犬が毎日決まって明け方前に鳴くのにも参りました。
ニワトリか!(笑)と言いたくなるほど、寝不足に悩まされました。
最後は妻がホテルに泊まりこみで勉強することを勧めてくれました。
おかげで、試験直前の数日間は集中して学習できました。
合格後、息子がお祝いにケーキを買ってきてくれました。
ありがとう!(泣)そのケーキの写真をスマホの待ち受け画面に。

④無理のない学習計画
長丁場の学習となります。
働きながら挑戦するには1年間程度の学習計画は必要だと思います。
直前期を迎えるまでは楽しみも入れて計画することをお勧めします。
仕事をしながらの挑戦なので、糸を張り詰めたままだと続きません。
私は専門学校の帰りにフットマッサージに(妻には内緒で(笑))。
それで1週間の仕事と勉強の疲れを癒しました。
試験が終わったら夫婦で旅行する計画も立てました。
はじめの数か月はテキストを丁寧に読み込む期間。
科目ごとに体系を意識し、概要をつかみながら細かく理解していく。
これをしっかりやっておくことが本番に生きてくると思っています。
計画を立てるうえで大切なことは試験の特徴・方式を知ることです。
社労士試験は記述式ではないので理解・記憶を中心に時間をかける。
行政書士試験のように記述式がある場合は書く練習時間も必要です。
次は過去問を繰り返し解く期間。
記憶する作業は、この期間から始めれば十分だと思います。

⑤時間の効果的な使い方
社労士試験は専門学校に入りましたが、その他の資格は独学でした。
専門学校に入るか、通信教育を受けるか、独学で挑戦するか。
それぞれの置かれている環境に適した選択をするしかありません。
専門学校に入って良かったと思うことは3点。
他の受講生が勉強している姿を見て刺激を受けることができたこと。
テキストや問題集を選ぶのに迷わなくて済んだこと。
録音講義をダウンロードして聴ける等、ツールが豊富だったこと。
時間を効果的に使うという意味で自分の環境に適していたと思います。
大切なことは、空き時間など、細切れの時間を有効に使うこと。
そのためには、いつもテキストや問題集、暗記ツールなどを持ち歩く。
私の場合は通勤電車の中で過ごす時間をフルに活用しました。
目が疲れたときや満員電車で立つときは録音講義を聴きました。
昼休みも食後の眠気を抑えながら問題集を解いていました。
一番悩んだのは、酒好きな上司からのアフターファイブの誘い(笑)。
学習リズムを崩さないよう、飲みに行く日を自分から仕切りました。

⑥合否を左右する直前期
試験までの2か月間を直前期と考えていました。
ここからが最も大切な期間だと思います。
専門学校の答練や模試を受けても点数は気にしない。
本番が良ければそれでいいので、一喜一憂しないことが大切。
それより、自分が正解できなかったところをしっかりと理解する。
たまたま正解したが、正確に理解できていないところもチェック。
過去問も同様に取り組んで、毎日、確実に実力を増していく。
知らなかったことを発見できれば、試験前で良かったと喜びたい。
ともかく、焦らないことが大切です。
実力がある人でも、この期間で焦ると伸びなくなってしまいます。
この期間にもう一つ大切なことは、苦手科目を克服することです。
すべての科目の合格基準をクリアする対策です。
将来、社労士として仕事をすることをイメージしてみましょう。
「この分野は苦手です」とは、なかなかお客様には言えません。
そのように捉えれば苦手科目も克服できるかもしれません。

⑦試験前日と当日
試験会場まで持参する教材は1,2冊に絞り込みました。
心配だからと沢山持参しても、結局、目移りするだけなので。
全科目を横断的に整理した教材だけで十分だと感じました。
前日は早めに就寝したいところです。
私は、緊張もあり、寝不足で本番に臨んでしまいました。
試験が始まると、隣の方の咳がすごくて、集中できず。
答えを誤記入するというイージーミスをしてしまいました。
ここで大事なのは、尾を引かずに午後の試験に臨むこと。
済んだことは忘れて、目の前のことに注力するしかありません。
また、見たことのないような問題が出てきても焦らないことです。
私も頭が真っ白になりましたが、問題文を丁寧に読み直しました。
このときに生きてくるのが④で触れたテキストの読み込みです。
理解していれば、問題をよく読むと解答に導くことができます。
試験が終わったら自分を思い切り開放してあげてください。
そして、支えてくれた家族や職場の方に感謝の言葉を伝えたい。

⑧終わりに
合格という結果は本当に嬉しいものです。
残念ながら不合格となり、再挑戦する方にはエールを送りたい。
学習期間が長くなる分、確実に知識が定着していきます。
合格してからが本当のスタートです。
その意味で、知識の定着は、実際の仕事の場面で生きてきます。
長丁場の挑戦なので、アクシデントや環境の変化もあると思います。
私は4月に人事異動があり、最終電車で帰宅する日々が続きました。
休日出勤も続き、諦めかけたときもありました。
幸い2か月程度で業務が落ち着き、何とか最後まで挑戦できました。
「何としても合格したい」という強い思いを持ち続けること。
それが大切だと思います。
社労士事務所を開設して3年が経ちました。
ようやくスタートラインに立てたような気がします。
“楽しんで学ぶこと”をテーマとして頑張っていきたいと思います。
一日一日、丁寧に積み重ねながら。

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